2013年01月27日

イスラム僧たちによる洗練

スーフィ教団・寺院でのコーヒー飲料の研究開発

はじめのうちはあれこれの個人や個別の運動というか密教的修行として発生したスーフィでしたが、やがて修行僧たちが互いに連携し合い教団組織を築いていきました。
こうして組織化され、いくつもの修道寺院を各地に建設するようになりました。
そうなると、教団=宗派としての原則、すなわち教義(聖典の解釈方法)とか戒律、教団の運営方法などをつくるとともに、文化や学術(数学や自然学、歴史など)の組織立った研究も進んでいきます。
そのなかには、薬学・医学・食餌法などと結びついて、コーヒーの摂取法(飲み方、薬としての処方)についての研究や創意工夫も飛躍的に進むことになります。
こうして、14、15世紀頃までに、コーヒーの果実を焙煎して砕き、煮出す方式で飲料として飲む方法もどんどん開発されていきました。

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インド洋世界貿易

さて、その頃、世界最先端の科学技術や力学、文化をもつようになったイスラム勢力は、支配する地的範囲を目覚ましく拡大していました。北アフリカ一帯から中東地域にはイスラム太守の王国や帝国が連なり、ティムールの帝国はメソポタミアかた中央アジア、北インドにまで版図や勢力圏を拡大していました。
インド亜大陸からインドシナ半島まで、有力な王国や公国がたくさん成立していました。
そういう王朝の支援や提携を受けて、インド一帯にゆるやかに結合した独特の世界貿易システムが形成されました。インド洋を中心にして、アフリカ大陸からインドネシア、東南アジアにまたがる貿易圏ができあがったのです。
洗練された織物(絹や綿)とか陶器、宝石、香辛料、香料、果物、米などと並んで、豊かな香りと独特の覚醒作用を持つコーヒーもまた、きわめて価値の高い、つまり利益があがる商品として取引されるようになっていきます。



posted by 田舎おやじ at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | コーヒーの歴史 | 更新情報をチェックする
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